みなさま、お疲れ様です。
今日は第三日曜日で藤宝石お休みですが、今日(3月21日)結婚式のお客さま♪
KEIさん&MARIさんの結婚指輪を紹介しようと思います。
はい。
お二人は、以前うちをご利用下さったお客さまMEGUさんからのご紹介でした。
MEGUさんより、
「今度、私の大切なお友達が結婚するので、お店紹介しました。
よろしくお願いしますねーーー」
と、メールをいただきました。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
です。
MEGUさん曰く
「彼女の彼氏も、絵書いたりしてるから、きっと藤宝石さんのこと気に入ると思う!!!」
との前情報付きでした。
そのときから、少しアーティスティックな香りはしてました。(笑)
&
お二人が初ご来店の際、私たちはすぐにお二人と意気投合です♪
あ!
でも、そのアーティスティックな部分にではなく、人間的な魅力にです。
もちろん、アーティスティックな部分にも惹かれましたが、それ以上な個性に惹かれ。。。(笑)
はい。
お二人の奔放さが、たまらなく魅力的で♪(笑)
特にMARIさんのそれは、私のそれに近い部分もあり?!?!?
(いやっ、私の奔放さは、さほど魅力的ではありません。うちで飼ってる猫と同じようなものですし=あの子たちはただのワルですし。。。笑)
KEIさんはKEIさんで、また違った角度で魅力的な方でした。
お二人がお二人とも、マイペースで、自由気ままなんですが、それが絶妙な歯車できちんとそれもきれいに噛み合っているんです。(笑)
客観的には、お二人、とっても対照的なタイプなんですが、自分に無いものを相手が持っている=補いあって、高めあえるゴールデンコンビ!!!いやいや、カップルさんなんです。
お二人は、早い段階から藤宝石で結婚指輪をオーダーすることを決めてくださってましたので、デートのついでに立ち寄って下さったりで、お二人のプライベートに、私は毎回涙流して大笑いしてました。
大笑いしていいものかどうかは分りませんが、デート中の予期せぬアクシデントだったり、びっくりするくらいの勘違いだったりが、(KEIさんのおおらかさがゆえのミステイクが)笑えるんです。
本当に仲が良くて&
なぜか、私たちにとってもお二人が昔からの友達だったような気さえも。。。(笑)
昨日のお渡しの時に、初めてお二人の血液型を知ったのですが、
まさか、こんなフリースタイルなお二人が(笑)
お二人揃ってA型だったなんて!!!
てっきり、どちらも、B型かと思ってました。(笑)
やっぱり、主人が言うように、血液型って当てにはならないんですね。。。
&以外とうち、A型同士のカップルさん多いような気も?!?!?
ちらっ!
通常はお二人のイメージ(ご要望)を元に、私から数点ラフ画を提案させていただき、それらを元に、
どの路線がいいか???(シンプル?個性的?エレガント?スタイリッシュ?etc.etc...)
といった感じで探りを入れながら(笑)絞り込み、
さらに気になる(付け加えたい、もしくは省きたい)箇所は???
など、お客さまの感想をお聞きして、修正を加えたりしております。
はい。
今回のお客様KEIさんは、絵を描かれるとのことでした。
ということは。。。
きっとご自分の世界観?といいますか、感覚(感性)があると思い、はじめのラフ画(元となるデザイン)を思いきってKEIさんに振ってみました。
はい。
今回私の仕事、丸なげ♪(笑)
って、ウソです。(半分は本当ですが。。。笑)
ただ、お客さまの感性に期待し、私が見当違いなものを提案するよりは、 KEIさんのそれを形にした方がまず間違いがなかろうと、&その方が、MARIさんも嬉しいのでは♪と、順番(手順)を替えてみただけです。
私も、その後、ちゃんと仕事しましたよ!!!(笑)
にゃ?
にゃ!にゃん♪
はい。
KEIさんの世界観、難しかったです。(笑)
私たちは、製作前にKEIさんから1冊のスケッチブックを手渡されました。
それには今回のお二人の指輪になる元のデザイン画と、ほかにも数点、
&
それ以外にも、たくさんのヒントが短い文章で書かれておりました。
「き、きっとこれが、鍵だよ!主人♪」
と、私たちは、お二人の世界を求めて、抽象の旅に!!!
はい。 KEIさんの描かれるものは、抽象画でした。
抽象画。。。
具体的な対象をかきうつすということのない絵画を意味する。
と、ウィキさん(ウィキペディア)は言っております。
キュビスム作品など、厳密には具象であっても事物そのままの形からは離れている(事物の形にさまざまな変化が施されている)絵画を含むこともある。
とも。
なんだ!
だったら、簡単じゃないか♪
適当に、地金荒らして(クレーターっぽくして、)これが抽象じゃ!!!って言い切ってしまえばよいのでは。
何なら、地金溶かしてみようか!!!
と安直に思いきや。。。
なんと難しい抽象の世界!!!
しかも作るのは、アバウトと言うコトバを知らない職人CHAKIです。
ちなみに、私はアバウトしか知りませんが。。。(笑)
あ!
ここでいうアバウトは和製英語の意味の方で、主人は言うならば、正しい英語の方All About=[(〜に関する)全て]を求めるタイプでしょうねーーー
KEIさんのスケッチブックにも、こうありました。
どこでも正面になりうる。
(KEIさんの求められる)デザイン→×機能 ×洗練 ほころび、つぎはぎ、規則と不規則。。。
できるだけ、暗く、鈍く。。。
頭で考えるのではなく、手で考える。。。(手を動かしながらの構想)
はい。
最初の、[どこでも正面になりうる。]以外は、ブライダルリングのご要望とは思えません。(笑)
しかしながら、私たちにとっては、
なんと素晴らしい教本でしょう!
いやいや、お客様からのオーダーでしょう。
毎回毎回、神様は私たち(藤宝石)を試されるがごとく、お客様を(&無理難題)お運びになります。
今回のお二人からのオーダーも、私たちをたっぷり悩ませてくれました。
主人の口から何度
「抽象って難しい!!!抽象って難しい!!!」
という言葉が出たでしょう。。。(うるさいくらいに。。。笑)
でもでもおかげさまで、今までに無い挑戦も出来ましたし、本当に本当にいい勉強になりました。(笑)
&
いつもいつも思いますが、お客さまあっての藤宝石ですねっ!!!
未来のお客さま、どうぞ、どうぞ、お手柔らかに♪
はい。
こちらは、手のひら側です。
リング全周、側面はほぼ触らず、平にしておりますので、アウトラインはまっすぐですし、
こちらは、まっすぐ平打ベースのままです。
静寂な世界と。。。
混沌とした世界。。。
はい。
比較があってこそ、美しさを感じれるんです。
=腐食し、朽ちた面の横にある、きれいな鏡面。。。
(ブライダルに、腐食とか、朽ちたとかいう表現は良くないかもしれませんが、お二人ともこれらの単語を使って進めていきましたので、ここはあえてそのままに。。。笑)
調和を避けながら、調和を求めました。
無秩序風な装飾は、秩序的に構成されております。
これらは、2本あってこそ(あるからこそ)感じていただけると思います。
1本の指輪の装飾は、計算されたものではありません。(正しくいえば、計算してないふうに計算したものですが。。。はい。全てがわざとなんですが、わざとらしくならないように。。。)
難しいですねーーー抽象って♪(笑)
数カ所を除いては、2本を同じような感じで腐食させて(装飾して)いきました。
なんだかんだいっても(笑)結婚指輪ですからね♪
お二人にも、気にいっていただけましたよーーー!!!
よかったーーー!!!
腐食とか、朽ちたとか言ってますが、MARIさんのリングは、イエローゴールドなので、きれいな仕上がりなんです。
遠めに見たら、センターのダイヤだけでなく、表面処理のいろいろな部分が乱反射してきれいなんです。
KEIさんの方は、KEIさんのご要望どおりの結果が出せました。
本当は、もっと腐食させても良かったのかもしれませんが、今から使われていくうちに、小傷が入ったり(それこそ自然に!!!)いい味が出てくると思います。
***KEIさん&MARIさん***
ご結婚おめでとうございましたーーー!!!
今日は快晴♪
最高のロケーションで、最高の一日を過ごされてる最中でしょうねーーー!!!
私たちもコーヒーにバームクーヘン食べて、お二人を祝福しています。(笑)
これからも、今までとかわらず、いつまでもいつまでもお幸せに♪
また遊びにいらして下さいねーーー!!!
&
KEIさん
またコラボしましょーーーねーーー!!!(笑)
*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*
はいっ
今日も長くなりました。
これでも、推敲して半分くらいにしたのですが。。。(私、よう喋りますね。。。笑)
&
昨日は、一組ブライダルのお渡しがありましたよ♪
明日がお二人のご結納ですので、ここでもまた明日紹介したいと思います。
はい。
主人が六角形と戯れあい、噛まれ、最後には仲良しになれた話です。(笑)
それこそ、今日ご紹介した指輪のデザインとのギャップがありすぎですよ。
規則と不規則
まさに!!!まさに!!!(笑)
次回は、[完全なる規則]いきますねっ。
はいっ
それでは今日はこのへんで!!!